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集会の歴史
実行委員会

いま『協同』を拓く2006全国集会in兵庫」

への参加の呼びかけ


生命・労働の尊厳を問い、地域・社会の人間的再生を

―広がる格差・深まる疎外と孤立の中で、協同と連帯の力を紡ぐ希望の明日―


(一)人間らしく生き、働き、暮らすことができる社会の再生をめざした取り組みが、全国各地で芽生え広がっています。


 この実践を持ちより、「協同」をキーワードに、分野を超えて交流し、より大きな流れに発展させようと、1987年から隔年毎に、北は仙台から南は北九州まで、10回にわたり協同集会が開催され、協同組合やNPO、労働組合、まちづくりや福祉・教育・文化・食と農などの市民組織、自治体関係者や研究者、そして市民が集い、協同の輪を拓いてきました。

 今年11回目を迎えるこの全国協同集会を、協同組合運動のメッカとも言うべき兵庫県で開催すべく、日本労働者協同組合と協同総合研究所が中心となって、昨年12月準備会を結成し準備をすすめています。


(集会開催日時・場所:2006年11月11日(土)、12日(日)、神戸文化大ホール、その他)


(二)「構造改革」の名による規制緩和と、市場万能・競争主義強化の政治は、人と人が共に支えあう人間関係や社会のあり方、そして人間らしい暮らしの基盤を破壊し、日本社会にゆがみと荒廃、格差をつくりだし、現在と将来に希望のもてない閉塞感を広げています。


 その根底には、リストラの日常化により、働く意志も能力も持ちながら仕事から排除された人々が300万人を越えるという高度失業化社会をつくりだし、「働く自由」の名のもとで、フリーターや派遣・請負などの非正規雇用の増大や、ニートと呼ばれる若者の増加など、人間らしい労働の破壊があります。

 「勝ち組・負け組」を当然視し、社会的弱者へ一層の痛みを押しつけ、その一方でマネーゲームで濡れ手に粟の大もうけをしている投資家をもてはやす風潮が広がっています。ライブドア問題はその典型であり、額に汗する労働が軽んじられ、労働を商品化する社会、格差の拡大と貧困化の拡大が進んでいます。

 理念なき「官から民へ」の流れは、JRの大事故、耐震構造偽装問題などにみられるように、人の生命と暮らしを支える社会の基盤と安全を脅かすものであることを明白にしました。お金を儲けることを最優先する原理で公共をまかなう暴挙がたどり着こうとしている現実です。

 また、経済苦による自殺者が交通事故死をはるかに超え、一日100人近くに及び、高齢者や子供の虐待、家庭崩壊、凶悪化し低年齢化していく異常犯罪の増加など、社会の病理現象が深刻になっています。

 阪神・淡路大震災の被災地・兵庫県では、事態はいっそう深刻です。震災復興では、ともすれば「都市の復興」が優先され、被災者の「生活と心の復興」が軽んじられてきました。「8割復興」「まだら復興」といわれる所以です。また、倒壊家屋の下敷きになって死亡した犠牲者が非常に多かったことは、家屋の耐震問題を明白にし、大震災の重要な教訓となったにもかかわらず、大震災後に規制緩和で建築基準法を改正し、検査業務を民間まかせにし、今回の耐震構造偽装問題を引き起こしました。これは、被災地にとってはいっそう許せない重大な社会的問題です。孤独死も後を絶たず、むしろ増加し、高齢社会の社会現象となっていることも、真の復興が いまだ実現していない現われでもあります。

 震災から11年経った現在、こうした様々な問題が解消されないまま、複雑な社会状況の陰にかくされ見えにくくなっていますが、決して忘れ去られてはならず、社会の記憶をもう一度検証し発信するべき時を迎えています。


(三)一方、こうした現状を憂い、人間の生命と尊厳を守り、人間的な地域の再生をめざした力強い取り組みが、全国各地、各分野で広がり発展しています。


 それらの取り組みを交流し学び合い、非営利・協同の組織や、市民・労働者・研究者・自治体関係者が力を合わせて、いっそう大きな流れに飛躍させるテップとするのが、この集会の目的であり、次のようなテーマを考えています。


〇毀韻主体となり、協同の力で新しい公共とまちづくり・地域再生を担う展望を明らかにする。

 指定管理者制度など、公共サービスの営利化・市場化に対し、市民が主体となって協同で担う、「市民化」「社会化」を進め、介護・医療・教育・子育て・環境など、高齢者をはじめ全ての人々の自立を支援し、孤立と格差を解消する新しい公共を創造し、発展させる。


⊃祐屬蕕靴は働のあり方を問う。

 高度失業化社会、正規雇用の非正規雇用への置換えなど、働く人間の使い捨てと労働の商品化を克服し、人間の自立と尊厳ある労働のあり方を探求する。

 働く人びとが自らの力で、人と地域に役立つ仕事を創り出す「協同労働」を発展させる。


食と農や生活など、生命を守り育む産業と文化を見つめ直し、発展の方向を見出す。

  年々低下する食糧自給率、BSE問題をはじめとする、生命を脅かす食品汚染は放置できません。食の安全や農を守り育てる運動、都市と農村の交流、地産地消のとりくみ、生活のあり方や伝統的で人間的な文化を見直し、暮らしと社会の全体像を改めて問い直す。


ぢ膺椋劼龍儀韻鯢化させず、被災者の生活・営業の再建、防災や安全なまちづくりを考える。

 兵庫県の失業率は全国平均より常に高く、また中小零細業者の多重債務は深刻です。被災者の生活と営業の再建は重要。また、被災者の心の復興も重要であり、支えあいなどコミュニティーの再生に取組む。

 住宅の耐震診断と耐震補強は重要問題。兵庫県が2000年から3年計画で行った県内の旧耐震住宅12900棟(ごく一部)の診断の結果、木造住宅の54.4%、鉄筋住宅の70%が「倒壊または大破の危険がある」と診断されている。


イ海譴蕕鮹瓦Ρ親亜事業・組織と、地域的・社会的ネットワークのあり方を問う。

 働く人びととの協同、利用者・生活者との協同、地域との協同という3つの協同を体現した協同組合のあり方を、社会的に普及し発展させる。

 協同組合、労働組合、NPO、市民団体の連帯・協同のあり方を探求し、まちづくりの具体的な課題とトータルに結び、包括的に発展させる。


(四)最後に、本集会に向けて、日本社会の再生を求める実践を発展させ、協同・連帯の輪を広げるために、また知恵を出し合い協同集会を豊かな内容と実りあるものとして成功させるために、協同組合、労働組合、市民団体、研究者、自治体関係者、そして市民のみなさんの参加を心から呼びかけます。


 次のいずれかでご協力ください。


  ー孫坩儖会への参加。 協賛団体(個人)になる。 宣伝・参加に協力。


2006年2月吉日

「いま『協同』を拓く2006年全国集会in兵庫」準備会

TEL078-200-3933 FAX078-252-2331

Eメール kourei-h@d5.dion.ne.jp



  このサイトは、2006年11月11日、12日に開催される『いま「協同」を拓く2006全国集会in兵庫』の実行委員会が運営するものです。