2000年7月12日

関係者 各位

日本労働者協同組合連合会

理事長  永  戸  祐  三

協 同 総 合 研 究 所

理事長 中 川 雄 一 郎

(仮称)「いま『協同』を問う」全国集会2000

第1回実行委員会の案内

 1989年に「いま『協同』を問うプレ集会」が熱海で行われてから、一昨年の広島集会まで7回の集会を重ねて参りました。この10年あまりの歳月の中で日本経済はバブルの絶頂期から失われた10年と呼ばれる停滞期を経て、なお混迷の中で呻吟し、様々な信じたくないような社会現象を生んでいます。これらの現実をどう克服してゆくか。一層の競争社会の実現がこの事態を根本的に変えると信じる人はもはやいないと思われます。むしろ人々は、命とくらしを守る地域の発展と平和への願いを、競争原理ではない協同の原理に求めはじめているのではないでしょうか。

 顕著な例は、福祉事業に参入した民間企業に表れています。鳴り物入りで参入した大手民間資本が、始まって3月も経たない内に相次いで地域から撤退する現実への怨嗟の声と、地域の市民が非営利・協同の力で作り上げた仕事おこしに利用者が期待をよせる現実との間にある歴然とした差が、この事実を如実に物語っているといえるでしょう。資本の力を基本した経営に福祉は任せられないのです。

 福祉に限らず、教育の分野でもこれまでの権威的教育が崩れ、地域の教育力や地域の人々の中で新たな学びの世界が生み出されています。環境という人々の命と直結する問題に企業が戦々恐々としながら配慮に努力し始めるのも、市民の活動があってのことでしょう。

 私たちは様々に起こる現実を「協同」という人々が生きる根源的な問題さかのぼって見直してみる必要があるよう思います。

 自立した市民が、協同して事業と運動をおこして、社会的矛盾に対抗する新たな時代がすでに始まっています。これらの実践から21世紀の社会を展望し、点在する活動をつなげ、「協同」をキーワードにネットワークを広げながら、真に豊かな地域社会を生み出せるように、様々な学習と経験交流、そして社会や政府への政策提起が行えるような集会を企画したいと考えています。

 この集会の実行委員として是非ご協力頂きたく、第一回実行委員会の案内を送らせていただきます。お忙しい中とは思いますが、ご参加いただけますようお願い申し上げます。


第1回実行委員会の実施要項 

日時 7月29日(土)午後1時30分〜4時30分

場所 協同総合研究所

議題 1)集会の趣旨の確認

   2)集会の名称、スローガン、コンセプトなどの確認

   3)日時、場所の決定

   4)主要な企画と予算の確認

   5)その他

スローガン(案):「市民発“仕事おこし新時代”に問う 私たちの生き方・働き方」

コンセプト(案):

   1)若者から高齢者まで――協同のまちづくり・仕事おこしを考える

       ――協同の働き方・経営のしくみをどうつくりだすか

   2)公的介護保険元年――非営利協同セクターはどこまで来たか

     ――市民がつくる新しい福祉像:その中間決算を社会に報告する

   3)市民事業(コミュニティビジネス)を促進する協同組合法制を求めて

     ――労協法をはじめとする、仕事おこし・地域づくりの社会システム


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