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「協同の楽しさ・結びつきの喜び」〜違い越えまちづくり・仕事おこしへ
「いま『協同』を拓く2006全国集会in兵庫」(11月11、12日)に向け、阪神南地域(西宮、尼崎、芦屋)で活動する5人をパネラーに、9月3日、「プレ企画」が西宮市で開かれ、73人が参加しました。(日本労協新聞2006年9月25日号より)
藤田由紀雄協同集会事務局長が取り組みの現状を説明し、パネルディスカッションがはじまりました。
創設から80年にわたり障害を持つ子ども達と共に歩んできた社会福祉法人三田谷治療教育院(芦屋市)の堺孰総合施設長は「『治療教育』は、人間をそのまま受け入れてその人の人格を尊重すること。実習生も初めはショックを受けるが、共に生活することで誰もが心を通わせるようになる」と報告。
特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人阪神共同福祉会園田苑(尼崎市)は、アジアに根ざす福祉をと、在日コリアンの高齢者、韓国や中国などアジアから実習生を積極的に受け入れています。中村大蔵施設長は、「老人ホームは街から隔離され、隔離は差別を伴う。ハンセン療養所入所者の『わしらは飼い慣らされた豚や』という言葉は、施設運営をする者として、聞いて笑えなかった」と、痴呆のある人もない人も共同生活するグループハウスを紹介しました。
「自立と共生のまちづくり」を掲げるNPO法人シンフォニー(尼崎市)は、昨年兵庫県から「生きがいしごとサポートセンター阪神南UN」を受託され運営。地域に根ざした事業の起業支援や就業支援などを行い、東朋子事務局長は、阪神・淡路大震災後のコミュニティづくりから生まれた団体を紹介したあと、「NPOには様々な経験やノウハウを持つ多種多様な人が集まる。行政は事業主体によって担当が異なるが、団塊の世代や女性、若者等の社会課題は横につながらなければ解決できない」と話しました。
居住福祉推進機構の上村一さん(西宮市)は、阪神・淡路大震災の例をひき「住宅の集落がなければ地域社会はない。個人のもの、公のものという制度の枠をはずし、そこに住んでいる人の共通資源と考え、居住福祉社会を」と訴えました。
労協の尼崎都市美化推進企業組合(アトビス)専務理事の堀友子さんは、介護事業所「くるみ」を開設し、03年には地域密着型小規模多機能住宅「コミュニティーリビング手と手」を建設、その経験を語り、「福祉は特別なことではない。私たちにとって当たり前。困った人に手を差しのべ助け合う。それが協同労働と思う」と話しました。
最後に古村労協連専務が「まず、自らが一歩をはじめ、その思いが横につながる全国協同集会にしたい。ぜひ多くの参加を」と訴えました。
(協同総研 青木)
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