2008年4月2日[水]、今『協同』を拓く2008全国集会in新潟第1回実行委員会が開催され、事務局団体の新潟ささえあい生協、日本労協連、労協センター事業団、日本高齢協連、協同総研のほかに、連合新潟、労福協、総合生協、環境連、市民バンクなどから25名が参加しました。
参加者からは、今抱えている問題や、新潟で行われる協同集会への思いが語られ、
「障がい者、健常者が共に働く場所をつくることを目指して福祉作業所を立ち上げたが、本当は労協のような形をとりたかった。心臓病を患っているけれど、協同集会にはぜひ関わりたいと思った」(自立生活センターの広島さん)
「自治体合併が進み、交通が不便になったのが新潟では、限界集落の問題がある。若い人は、働く場も友達もいないからますます出ていく。そういう問題にどう取り組んだらいいのか。協同集会は住民連帯と労働の質を高めるいいチャンスだと思う」(農協労連の荒井さん)
「5月に倉貫健二郎氏が監督の『降りていく生き方』という映画の撮影が新潟ではじまる。新潟には、消費するだけではない人間らしい生き方がある。」(えにし屋の清水隆太郎さん)
「2001年から生産者と消費者が一緒に農業体験をしている。食と農の協同、むすびつきをテーマに入れていきたい」(総合生協の長崎さん)
「新潟はギョーザ事件のショック度が大きかった。困っているところを協同で一歩進める取り組みにしたい」(新潟若者サポステの武田さん)
「新潟は食糧自給率が高いから、そこをアピールしていきたい」(労協連の横田さん)
「誰でも気軽にこられる集会にしたい」(うちの実家の大関さん、労協センター事業団大塚さん)
「夕張の問題について考えたらどうか」(ささえあい生協の栃倉さん)
「新潟のトキと兵庫 豊岡のコウノトリと北海道 旭山動物園を共演させたい」(労協連の古村さん)
「上越市の合併に伴うコミュニティ自治と、地域の若者や子育ての研究会を開いていきたい」(協同総研の田嶋さん)。
会議では、日本労協連の古村伸宏さんから今までの協同集会の取り組み経緯についての説明があり、今回の集会のサブテーマと協同集会初日(11月22日)のメイン企画について議論が行われました。
介護の社会化を進める新潟県の会の阿部はるえさんからは、「みんなの議論を聞いていると、新潟らしさは『生活』という言葉がマッチするのでは」という意見がありました。
次回の会議5月16日(金)16:00からの第2回実行委員会では、今日の議論を踏まえ、テーマとメイン企画について議論する予定です。実行委員会参加メンバーは、常時募集しています。見学でもかまいませんので、一度ご参加ください。お問い合わせは、新潟 ささえあい生協、または、協同総合研究所 まで(メールでもかまいません。)
記事:青木未知
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